今日はカタール滞在編。
カタール滞在中には貴重な体験がたくさんできました。
先輩の職場を見学はどうだったのか。現地でどんな場所に行き、どんなことを体験したのか。
思いもよらぬアクシデントにも見舞われました、、、。
是非読んでみてください。
カタールに到着したのは早朝6時。
先輩が初めての地だからと、空港まで迎えにきてくださり、まずは今回泊めてくれたインド人の家へ。
途中でカタール人の憩いの場である TEA TIME にいきました。
夏には気温45℃を上回ることもあるカタールですが、朝には暖かいチャイを飲むのが習慣なようで、カルダモンの香りのするKarak teaを飲みながら友達とおしゃべりを楽しんでいました。
気温が暑いと言っても、中はクーラーを最冷設定で使用しているので、体を温まるKarak teaはとても美味しかったです。
気に入ったので、帰りにスーパーでインスタントKarak teaを買って帰りました。
ついた日は1日休ませてもらうことにし、ようやく横になって寝れる!と喜びに浸りながらゆっくり過ごしました。
すると昼過ぎに先輩から電話がかかってきて、移転したばかりで真新しいFish Marketに、急遽行かないかと、お誘いをもらったので行ってきました。
今でこそ砂漠と石油のイメージのカタールですが、三重で真珠の人工養殖が始まるまでは真珠産業で成り立っていた歴史があります。
国もペルシャ湾に囲まれたカタール半島にあるので、漁業は盛んなようです。
場所はFish Marketと聞いていたので海の近くだろうと思っていたら、まさかの砂漠の中でした。ドーハ市内から車で1時間程度かかりました。
【Umm Salal Meat, Fruit/Veg & Fish Market】
着いた時間にちょうどお祈りの時間になったので、みんなこぞって併設されているモスクでお祈りをしていました。
みんなお祈りをしているのに、僕と先輩が横からまじまじと観察するという非日常感が変な感じでした。
お祈りの時間が終わると、人々が持ち場に戻り何事もなかったかのように、市場が再開されたのも宗教が生活の一部である文化圏ならではの光景でした。
そういえば、カタール大学の学生と話す機会があり、ISとイスラム教についてどう思っているのかという話になったんですが、彼女はISと自分たちの思想が一緒だなんて絶対に思わないでほしいと言っていました。
アッラーは偉大なり。
この言葉は、ムスリムが一日に何度も唱えるお祈りの言葉なんです。しかし、テロリストが死ぬ前にお祈りの言葉として叫ぶので、今ではテロを象徴する言葉のようになってしまっています。
ISの首都のモスル奪還がもうすぐだと報じられていますが、自らの信仰に沿わない人を殺すのが神の意思だ!なんて馬鹿げた信仰をしているテロリストがいなくなってほしいと心から願います。
さて、やっと再開した市場は活気が溢れすぎな賑やかなところでした。
各店舗のおっちゃんが自身の商品を猛アピール。
国は違えど、海は一つ。並ぶ魚は日本でもお馴染みのタイ、マグロ、サバ、イカなどが並んでいました。
そんなわけで、先輩と刺身を造ってみようぜ!という流れになり、できるだけ新鮮な魚を探しました。
港に揚げられた魚が市場に並ぶのは、日本では早朝なのが一般ですが、カタールは夜文化の国。夜7時ごろに新鮮な魚が隣接の競り場から運ばれてきました。
市場への並べ方が大胆!
一輪車からコンテナにドバー!です。
こんな光景に驚きながら、ようやく選んだ魚はタイとマグロ。
購入後、市場内にある処理場で鱗を取ってもらってから、家に帰って早速先輩にさばいてもらいました。
不思議そうに見つめるインド人を横目にできたのがこれ。
冷水で締めたかったところですが、ここはカタール。水道水は飲めるんですが、ちょーぬるい。
柔らかテクスチャーでしたが、白米に鯛の刺身を載せたのち、お茶漬けの素をふりかけてお湯を注いだら、絶品鯛茶漬けに大変身。添えたわさびもツーンと効いて、非常に美味しかったです。
カタールで市場で買った鯛を捌いて鯛茶漬けにして食べた日本人って、僕が初めてじゃないかな笑
次はマグロの刺身。
先輩曰く、マグロは三枚卸しじゃなくて5枚卸しにするらしく、Youtubeを見ながら捌いていただきました。
マグロはサイコロ状に切って醤油漬けにしようとしていました。
意気揚々とお腹を捌くと、大量のヤツが出てきました、、、。
アニサキスです。
確かにマグロの皮膚に小さな穴がたくさん空いていたので、もしかしたらと思っていましたが、あまりの大量にいたので、漬けにする気分は一気に萎えて、一旦凍らしてから後日竜田揚げで美味しく食べました。
最近日本でもアニサキス中毒が話題になっているのに、あんなのを間近で見ると普段中毒にならないのは運がいいからなのか?とさえ思えてしまいます。
やっとカタール一日目の滞在記終わりです。
次回は砂漠の中の農園見学編。
よければまたみてください。